久しぶりに…
先日、ふらふらと下北沢を散歩していたところ、駅前で女性がチラシ配りをしていました。
私はティッシュを確実に受け取るタイプなので、いつもの癖でつい手を伸ばしてしまいました。そのチラシに目を向けてみると、近くのライブ会場でインディーズバンドのライブがあるとのこと。
実は一時期、インディーズバンドにハマっていたこともあり、そのライブ会場は行ったことがある場所、しかも私が初めてインディーズバンドに触れた場所だったのです。
私の足は自然とライブ会場へと向かっていました(予定なくてよかった…)。
なんだかドキドキしながら階段を降りると、そこにはすでに何人かのファンと思わしき人たちが待っていました。懐かしい光景と、ライブハウス独特のにおいに、さらに胸は高鳴るばかり。このライブハウスにはきたことはあるものの、誰が出ているとか、前情報は一切ありません。でも、なぜだか来てしまったのです。
前に出るのは恥ずかしくて、後ろの方でぼうっと立ちつつ、「あぁ…音楽ってやっぱりいいな…」なんて思いながら見ていたのですが、そんな私の心をぐっと引き寄せたのがトリで出てきたバンド。彼らの名前はluster lake(ラスターレイク)。
胸の奥からぶわぁっと何かが湧き出てくるような、この感じ。久々でした。
心が動いているのが、胸に響いているのが、しっかりとわかりました。
曲はさることながら、私が一番感動したのはボーカルの歌声。3人体制のバンドで、ボーカルは女性の方でした。彼女の力強くも透明感のある歌声に鳥肌立ちっぱなし…。
それでいて、ギターもひいていました。ギターボーカルなのです。
終演後の物販でCDを販売していたので、買って帰りました。
luster lakeは、以前に小さい箱ながらもワンマンライブを成功させているとのことでしたが、こうして今もライブハウスで活動しているそうです。
とてつもない幸福感に包まれたまま帰宅し、早速CDを聞こうとしたところ、あるものが目に入りその場で立ち尽くしてしまいました。それは少し埃のかぶったギターでした。以前バンドにハマったとき、かっこいい!私もやりたい!と勢いだけで買ってしまったのですが、勢いだけで続けられる訳もなく、インテリアと化してしまいました。
そんなことではせっかくのギターも可哀そうですね。あれだけ輝く事ができるのに。
人前に立つことはできないけれど、もう一度愛してあげようと思いました。
そんなことを思えたのも、luster lakeと出会えたからだと思います。出会いに感謝。そして、これからはいちファンとして彼らを応援していきます。
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