音楽アーティストの凄いところはイメージ力にあり!

音楽アーティストの凄いところは技術もさることながら、イメージする力にあるということもいえそうです。即興で曲を作ってしまうことが出来たりするのもそうですし、アレンジも簡単にしてしまうところが凄いところです。音楽アーティストの多くは曲をイメージを考えることで作っていくことが多いようです。そのため、イメージを変えるだけで全く違うような曲が出来てしまうことにもなります。

最近のテレビ番組でプロの音楽アーティストにあるお題とイメージをサイコロにして、そのサイコロの目で即興で曲を作ってもらうという企画をしていました。すると、本当のその場で曲が出来てしまうということになってしまいます。これはまさにプロの技術ということになるのでしょう。驚くべき技術です。しかも、いろいろな楽器のプロが集まっていて、イメージだけで会話が成立するところが凄いところです。その会話も抽象的なものがほとんどです。つまり、譜面のようなものが無くてもプロはイメージで音楽を作り出せるということです。

面白いのは、会話が全てアバウトなところで通じるところです。普通、専門家となるとどんどんと専門的な言葉で会話をするような感じになるのですが、音楽アーティストの場合はイメージで伝わるようになるのです。ここは、ラテンな感じでというと、それで伝わるわけですし、ここは和的にというとそれで音楽が出来ていくというのですから不思議です。

楽器によって担当が違う人がいるわけですから、全体のイメージは誰も持っていないはずです。ある程度の共通意識はあるとしても、違う楽器を持っている人がどういう音を奏でるのかということは誰にも分らないことです。ですが、全体として同じイメージを共通して持つことが出来るので、こうしたことが出来るのだと思います。つまり、音楽アーティストが凄いのはこのイメージをする力だと思うのです。もちろん卓越した技術があってこそのことですが、このイメージが強いので、音楽を楽しめるのだとも思います。