音楽アーティストRADWIMPSに迫る

国内で大ヒットした映画『君の名は。』の主題歌で一躍知名度が急上昇した音楽アーティストがRADWIMPSです。バンド結成は2001年で、2002年にはYOKOHAMA HIGH SCHOOL MUSIC FESTIVALでグランプリを受賞するなど、当初からロックバンドとして頭角を現していました。メジャーデビューは2005年です。

RADWIMPSのバンド名の由来は、共に英語のスラングである「rad」と「wimps」を組み合わせたものです。「rad」は「すげー」といったような相手を賞賛する言葉、逆に「wimps」は相手を馬鹿にするような言葉です。相反し、矛盾した言葉の組み合わせということになります。

所属しているレコード会社はユニバーサルミュージックで、所属している事務所は有限会社ボクチン。インディーズ時代からメジャーデビュー後も、精神的な楽曲制作やライブ活動をこなしています。メジャーデビュー後はCMソングの提供や、著名アーティストのライブではオープニング・アクトを務めるなど、徐々に活躍の場を広げて居ました。

ブレイクしたのは2016年8月の『君の名は。』の発表によります。同作では主題歌を始め、挿入曲を手がけており、これに関連したサウンドトラックを発売するなどして、一気に著名音楽アーティストの仲間入りを果たしました。この年には、紅白出場も果たしています。

オリジナルメンバーは全員が1985年で一致しています。それぞれのメンバーは個性的で、趣味や嗜好も異なりますが、それが上手く組み合わさることで、独特な雰囲気の音世界が成り立っているのかもしれません。楽曲の制作は、ほとんどがボーカルの野田 洋次郎によるもの。野田は作詞・作曲の両方をこなし、ギターやピアノも操るなど、マルチな実力の持ち主です。

『君の名は。』に関連した楽曲が有名ですが、インディーズ時代からのファンの応援も根強くあり、実力と人気を兼ね揃えたロックバンドと言えるでしょう。