音楽アーティストKai Windingについて

音楽アーティストKai Windingはデンマーク・Aarhus出身の米国のトロンボーン奏者兼作曲家です。

1922年5月18日生まれで1934年に家族と共に米国へ移住しました。1940年にN.Y.のハイスクール卒業し、トロンボーン奏者として楽団に入団してプロの音楽活動に入り、第二次世界大戦中は米国の沿岸警備隊に勤めました。


戦後はBenny GoodmanやStan Kentonの楽団に在籍し、1954年になると同じくトロンボーン奏者のJ.J.Johnsonとコンビを組んでレコーディングを行い大好評を得ました。

1960年代に入るとVerveレコードに籍を置き、プロデューサーCreed Taylorの元でPOP Jazzの曲やアルバムを発表しています。映画世界残酷物語のテーマになったMoreはヒット作で、編曲者Claus Ogermannとも多くの曲が残されています。


プロデューサーがジャズ分野にクラシック曲を何曲か取り入れる傾向があり、Kai Windingの場合はリムスキー・コルサコフのインドの歌をロックのリズムに編曲されたものが知られています。


音楽アーティストKai Windingはトロンボーン楽団としての演奏が多く聞かれ、1963年のKai WindingとFeaturing Kenny Burrell ‎のMoreアルバムを始め、翌1964年のMondo Cane #2アルバム、ナッシュビルで録音されたModern Country、1965年のThe In Instrumentals、1966年コーラスも配されたMore Brass、1967年のビートルズのヒット曲やフルート楽器を多用したPenny Lane & Timeアルバムなどがよく知られています。


プロデューサーがA&Mに移籍したり、新レーベルを立ち上げたりした中でJ.J.Johnsonとのアルバムも少なくとも2枚残されています。HeroやGet lostのようなPOP-JAZZの曲からSidewinderやComin' Home Babyのようなジャズの曲も聴くことが出来ます。