エレファントカシマシを支える音楽アーティスト宮本浩次

エレファントカシマシがメジャー・デビュー30周年を迎え、ますます精力的に活動を繰り広げています。メンバーは宮本浩次(vo,g)、石森敏行(g)、高緑成治(b)、冨永義之(ds)の4人です。1981年に高校の同級生で結成されて以来、これまで一度もメンバー・チェンジを経験することなく、活動するエレファントカシマシは、後輩だけでなく先輩からも愛される、まさしく真の音楽アーティストです。

しかしながら、結成から今日まで良いことばかりではなく、たくさんの苦労を重ねてきたからこそ、エレファントカシマシの楽曲には説得力があるのです。


エレファントカシマシといえば、多くの楽曲を手掛ける、音楽アーティスト宮本浩次のカリスマ性が思い起こされます。宮本浩次の描く詞の世界はとても情熱的ですが、そこに登場する人物はどこか悲しみを背負いながらも、頑張って生きていく姿が印象的です。

宮本浩次自身、エレファントカシマシを高校時代に結成するもメジャー・デビューまでに7年を要しており、また、デビュー後もヒットに恵まれず、デビューしてから約10年を経て「悲しみの果て」「今宵の月のように」といった楽曲がヒットした経緯があります。その間も決して腐ることなく、音楽に邁進していた姿こそが、宮本浩次の描く詞に出てくる登場人物なのです。


2012年には宮本浩次が急性感音難聴を発症して、一時ライヴ活動を休止するなど、音楽アーティストとして心配なニュースもありましたがデビュー25周年となる2013年にはドキュメンタリー映画も公開され、1990年より開催されている日比谷野外音楽堂ライヴも継続中です。

さらに2017年にはオールタイムベストアルバムを発表し。年末にはNHK『紅白歌合戦』に初出場するなど活動の幅を広げています。メンバー全員が50歳代となり、大人の熱いロックを聞かせてくれるロックバンドとして、エレファントカシマシの今後の活動にも注目が集まります。