音楽アーティストとして活躍するインディーズバンド、R指定

R指定は、2000年台に九州で結成されたビジュアル系インディーズバンドです。

ボーカルのマモ、上手ギターのZ、下手ギターの楓、ベースの七星、ドラムの宏崇の5人から成り、それぞれおにいちゃん、ぜったん、かえぴょん、ななさま、ひろたか等の愛称で慕われています。

メンバーにはそれぞれイメージカラーがあり、マモは黄色、Zは赤、楓は紫、七星は水色、宏崇は緑です。

バンドコンセプトをアバンギャルド前衛派とし、楽曲の歌詞は世の中の闇を歌ったものが多く、精神が欝っぽくなりやすい、いわゆるメンヘラたちから多くの共感を得ています。

しかし中には明るい未来を歌ったものもあり、つらくても生き続けろという強いメッセージが感じられ、ファンの心を救っています。

また、天神駅や親不孝通りを舞台とした曲もあり、メンバーの深い地元愛が感じられます。

曲調としては、ビジュアル系らしい重く激しいものもありますが、ポップで電子音の多い曲もあり、ひとつの観念にとらわれない趣向が分かります。

因みにR指定は事務所に所属しておらず、ファンクラブは存在しません。

彼らのファンは、バンド名にちなんで”指定女子”、”指定男子”などと呼ばれます。

マモがロリータコンプレックスでメンヘラ好きということもあり、カラーセーラー服を着たファンがしばしば見られます。

昨年度は幕張メッセでの公演も成功させ、今では立派な音楽アーティストとして活動していますが、収容人数の少ない小さな箱(ライブハウス)で公演を行うことも多く、インストアイベントも数多く開催しています。

バンド名や過激な曲の内容から、世間から受け入れられないこともありますが、売れるために大人に従って自分たちの意見を押しつぶすということはなく、これからも信念を貫き活動していくと公言しており、そんな思いから”メジャーデビューなんてクソくらえ”という曲も出していて、今後もインディーズの音楽アーティストとして活躍が期待されます。