フォーク系音楽アーティスト、熊木杏里
熊木杏里は日本で活躍する音楽アーティストで、女性シンガーソングライターとして2002年にデビューしました。
近年の音楽アーティストとは珍しくフォークソング調の曲が多いため、年齢のわりに幅広い年齢層からの支持を集めています。名前はさほどメジャーではありませんが、彼女の楽曲はドラマや映画の主題歌や挿入歌、CMソングなどに数多く起用されているため、耳にしたことがある人は多いかもしれません。
日本テレビの番組内で実施されたオーディションでグランプリに輝いたことをきっかけとしてデビュー、2003年には初めてのアルバム「殺風景」をリリースしています。
このアルバムは、1曲を除き作詞と作曲のほとんどを熊木杏里、編曲を吉俣良が担当しました。吉俣良は、大ヒットした数多くのテレビドラマ音楽を担当してきた経歴のある有名な音楽プロデューサーで、このアルバムにも「窓絵」や「咲かずとて」、「今は昔」といった日本テレビ系列で放送されていた複数の番組のエンディングテーマが含まれています。
2005年には、TBS系ドラマ「3年B組金八先生」の挿入歌「私をたどる物語」が含まれたセカンドアルバム、「無から出た錆」をリリースしました。「私をたどる物語」は、武田鉄矢の詞に熊木杏里が作曲、編曲は吉俣良が担当しました。当初は武田鉄矢本人が歌う予定でしたが、武田鉄矢がデモテープを聴いた際に曲の完成度の高さに驚き、熊木杏里の楽曲としてそのままリリースしたという逸話も残っています。
2007年にリリースされたアルバム「私は私をあとにして」には、有名化粧品メーカーのCMソング「新しい私になって」のほか、チョコレートのCMソング「一等星」、ドラマの主題歌となった「最後の羅針盤」や「朝日の誓い」など、多くの楽曲がタイアップされ、それまでに発売したアルバムの中ではデビュー以来最高の売り上げを記録しました。
その後も多くのタイアップを獲得し、「ひとヒナタ」、「はなよりほかに」と、リリースしたアルバムはスマッシュヒットを記録しています。
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